燃えない・シンドローム

2009. . 24
星のささやきなんて
嘘よ

蛍が
手のひらから
指まで上って
飛び立った
命の光なのに
体の重さ
ふわん ふわんじゃないか
拍子が抜けた

わたしは
太陽の
燃える音
聴いたことないの

知っているのは
かまどでご飯炊く
燃える薪の音
お風呂をたきつける
薪の音・・・・・たかがそれ位

八十度で、麦茶延々と沸かすみたいに
沸騰しない
そういう日々の繰り返し

オイルをたっぷり入れた
油絵の具で
身の丈ほどのキャンバスに
真っ赤な赤で描いてみたい

タイトルは 「燃えない・シンドローム」




(2007年6月に書いた詩ですが
もう一度UPしたくなりました。2009.11.23)



カバの口して

2009. . 10
重いとかんじて置いて行くことにした
思い出さないほうがいいと決意して
記憶から抹殺しようとした

生きざまを突き進む

視野が狭窄していても
ゆがんで見えると誰かが言っても

生きざまを突き進む

かばの口して
吸いたい空気がたくさんある  

猫のように戻ったばかりに
轢かれて死ぬなんて   し・な・い

ぷちぷちぷちうつ   

2009. . 09
もう一人の あたいが
歯をみがけ  顔をあらえよ〜
といっても
もう一人のあたしは
・・・・・・・だ、と言った。

もう一人の あたいが
ご飯を食べろというので
もう一人のあたしは
飯を食べた

あたいが飯だけじゃだめじゃ〜と言っても
もう一人のあたしは
白いご飯にフリカケだけをカケタ
まぜ混ぜご飯ばかり
何回も食べた


頭の中から
命令が下ったよう
洗濯をしよう

あたしが
ようし!と答えて
たくさん詰め込んだ
古い洗濯機は 
音を立てながら
がたがたがたがた
ぐ〜るぐ〜るぐ〜るぐ〜る



あたしじゃなくて
あたいじゃないと
干せないんだから
籠の中で半分笑っているさ
ひと月以上前から
ずっと前から

おかずが 「ないっ」と
あたしの身を分けあった
18の男が唸っている

なにもできなくなるぞ!って
唸っている

あたしに唸ってどうする
あ・い・つ  に  唸ってやってくれ
どなってやれ
!!


笑って生きている
あたし  あたし。





淋しい月

2009. . 08

月は淋しそうにしている

かわいそうに思う


私もいつも淋しい


だけど・・・・


淋しいと言わないで

行きたい所へ行き

したい事をして

楽しそうに暮らしてしまう

どこかに消えていく

2009. . 11
ぐるぐる回る

まいにち まいにち

色々な色が混じって

あつみをます

絵の具の混ぜ具合が

あたまの中をぐるぐる

まわる

額の中をぐるぐるまわる

オイルはぐるぐるミキシング

どこかに消えてゆく


夢をみる

2009. . 02
夢を見る
忙しく働いている
息を切らして走っている


寝ている時ぐらい寝ている夢を見たい

静かなはずです

2009. . 20
夏は静か・・・・・
父が
新聞を読んでから
お昼寝をする
新聞をめくる音だけがして

知らないうちに
顔に覆いかぶせて眠ってしまっている


蝉の鳴き声と
新聞の被さった父


古傷

2009. . 16
長い梅雨が明けると
田も山も
どきっとするほどの
深い緑が目に突き刺さり
稲刈りのころには
癒しの色に変わる
いつのまにか
ゆっくりと
穏やかに
稲穂は実りの色にかわる

夏が過ぎると
田をながめ
稲の香りを思い出す

毎年
手のひらや指をさすり
何度も鎌で指を切った稲刈りを
思い出す






おはよう  やーま!

2009. . 03
yama!
yama!
yama yama!!
やま!やーま!

おはよう
にゃおう
おはよう
にゃおう
おっはよう
にゃーおう
にゃーんて 言って くりかえし

やまこという猫に
「おはよう」をおしえる

朝の5時・・・・・
君との一日が始まった

生きる

2009. . 03
生きるって
存在すること・・・・

生きるって
神様から時間をもらったということ・・・・

生きるって
悲しむっていうこと・・・・

生きるって
笑っちゃえ!って言うこと・・・

生きるって
空しいって感じること・・・

生きるって
涙がつきるまで泣くこと・・・・

生きるって
戦いがあるっていうこと・・・・

生きるって
恵みがあふれているっていうこと・・・・

生きるって
感謝ができること・・・・

生きている限り
最後まで祈ることだけは残してもらえるんだ・・・・

生きるって
祈れること