ぴち ぴち ぴち

ぴちぴち
ぴちぴち

活きのいい魚じゃあ
あ・あ・あっりません・・・

ぴっち・ぴっち・ぴっち・ですよ

久しぶりのあめの音
楽しいリズム ぴっちぴっちぴっち

傘を差して
くるくる回して
楽しいお散歩
ぴっちぴっちぴっち

ソプラノで雨が降りました
きょうのあめのおとは
ぴち ぴち ぴち
ぴっち ぴっち ぴっち
ちゃぷ
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やわらかい羽を
ぱたん 
ぱたんとして
ふわん
ふわんと低く飛びました
それから、大きく飛びました
風に乗りました

生まれたばかりです
羽がひろがったばかりです 

やわらかい
やわらかい ふぁっとした羽です
気持ちよさそうに開いたり閉じたりしています
初々しい姿で
キアゲハチョウは
大空に飛びました

人目につかないところで
さなぎになり
そこは大きな蜘蛛がまいにち糸を張っているのを
しらずか、知ってか、
ひそかにうまれて
飛び立ちました

ほっとしました
うれしいです
かみさまが、守ってくださったのですね

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すいかを掘るように

だいすきな
すいかを
ほっています

こだますいかを
まっぷたつにわって
グレープフルーツ用の
ぎざぎざスプーンで
ほるようにたべてゆきました
黙々と
ごうかいに
ごうかいに
ああうまい  ああおいしい

かんがえて かんがえて
かんがえて
わたしは
これからどうするのか
かんがえて
黙々と
たべきった・・・・
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灼熱の月

あつい夏だね
今年は火事がおおいよ

あつい夏だね
甲子園はあつくなっているよ

あつい夏だね
灼熱の月と
呼びたいような
オレンジ色の月だよ

あつい夏だね
中途半端なサウナにはいったような 
無風と多湿の闇夜に
ため息と沈黙を繰り返す

灼熱の月は怪しく地球を見下ろしながら
東の空を上っていく

暗い天上から
ぶらさがる
裸電球のようだ





(この詩は、昨年書いたものです、ことしも8月 はじめ、同じ月を、息子と眺めました)
          
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カラカラの音がする絵を

描いてみたいね
猛暑で枯れた
雑草のカラカラの音のする
様子を
油絵の具で描いてみたい

すっかり枯れているのに
風に揺れる
生きているような
そっとふれれば
パリッとわれるに違いないのに
生きているような

描いてみたいね
枯れた草や
枯れた花を
茶色くなって固まったままの
動かない
枯れた葉っぱを
たくさん描いてみたい
なぜか・・・

美しくてしかたがないのです
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残暑

あぶらぜみがころがっている
目だけがぎょろんとして
からっぽになったみたいだ
風は転がっていく
きょうは空の雲が
うっすら ながい
ああ、こおろぎがないているよ

暑い、暑いとあせをぬぐっているあいだに

ゆく夏を
くつろぐ
夏の音 夏の風 夏の空
夏の輝き
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稲穂

稲穂の色は
やさしい色です。
ささくれる私の心の中にまでとどく
優しい色です。
わたしもすこしは
優しくなれそうです。


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田園ドライブ

とおくから
日ごとに色を変えていく
田園をながめては
うわー
うおーと
歓声を上げて
好きな歌を歌いながら
ドライブします
太陽の下で働く人の
汗びっしょりの
ご苦労に
思いを馳せます
ありがとう 感謝します

季節は
すすむのですね
稲穂がたれています
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お祭りの金魚

ああ 運命。
お祭りの金魚だろうね 
歓声の渦からすくい取られて
ビニール袋の中だったのか
水槽中に入れてもらったのか
オレンジ色の金魚は
いつからなのか
暗い用水路で生き延びていた
金魚 ・・・
だれか金魚を用水路に
放したのですね
ザリガニの餌になりましたよ
たぶんね・・・
ザリガニさんが金魚食べたのですね。

用水路の幸運
ああ不運。


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こころ駆られても・・・

心が駆られて
動きがのったりのらりとする

稲は鋭い緑から
目におだやかな色に
黄色い色をおびた
やさしい黄緑色の稲穂が
目のなかに
あふれるように飛び込んできます
悲鳴を上げる猛暑の最中に
やすらぎをみつけました
ここにやすらぎがあるのですね

こころ駆られても

季節はめぐる
ゆったりと
めぐる

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え・が・お

きみの
のこしてくれたものは
笑顔でした
ありがとう
わたしも
ひきつぎます
ほほえみではなく
いつも かわらない
え・が・お
ありがとう
笑顔をありがとう


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孤独の色

糸が
より太くなるのはどうしてでしょう
より色々な色の糸が
混ざって
よじられてゆきます
わたしの行く道は
細くなりましたが
腕は太くなり
足も太くなり
一人で歩いても
楽しいと思うようになりました
腕を組んで歩かなくても
楽しく過ごすようになりました
君といっしょに歩いた日々も
なぜか孤独の日々でした
そして
全く違う色の孤独を
手に入れました
孤独と隣り合わせの
自由もです
そうして
素直になりました
真夜中に
言葉遊びをするようになりました
別れのあとのわたしを
君は知らないでしょう
また言葉遊びをして
教えてあげます
お楽しみですよ





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いのちの燃焼

知らん顔して車が幾台も通り過ぎていくよ
わたしは、みたよ
蝉の腹と前の車の車種

声がないのはさみしいね
ごろんと
ころがって
いのち絶えた姿

見たよ
おなかを見せて転がる
完全燃焼の蝉の夏

みんみん蝉よ

そんなところに転がらないで
危ないから ね。
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思惑・やさしさ・叫び

一羽の
鳥が叫んでいる
わたしの休憩に
わたしの畑仕事に
応答しているよに

感じたよ。

しばらく叫び声に聞き入った
君!  何かいつもと違う
少し違う

カラスの思惑は何だろう
夕立が来るよ早く、早く、 帰れ、帰れ
・・・なのかなあ
そうなのかなあ

  
があああああ・・・なんて
何度も叫んで、飛んでいった
カラス君

雨のお知らせありがとう

どしゃぶりの
雨に打たれるのも好きなのよ
・・・夕立に遭いながら
カラスの思いやりを知った
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